ウィーン版エリザベート20周年記念公演

ウィーン版ミュージカル「エリザベート」の20周年記念コンサートに行ってきました。ミュージカルなんも興味なかったわたしがなぜか不思議なめぐり合わせで偶然に宝塚版も東宝版も観ている演目なので、本家が来日するならば観てみよう!というわけで。

1994年以来エリザベートを演じ続け出演回数世界一を記録するマヤ・ハクフォートさんは今回の来日コンサートで、エリザベート役からは引退とのこと。最後の公演を日本で迎えてくれるとは、すごいことですね。日本で熱い・厚い支持があってこそなんだろうなあ。

コンサートなので舞台セットが簡単なものではありましたが、衣装もお芝居もしっかりでしたので、見ごたえ十分でした。マヤさんの声がすばらしくて!正直、役を引退するということだったから、声とか曲に合わなくなってるとか、ピークをこえているという意味なのかと思ったら大間違い!!高音もなんの気負いもなく、スーーーとすべるように美しい声が伸びて、夢のような時間でしたよ。あんなにきれいな声を生で聴くことができて、ほんとうによかった。初めて聴く声だったなあ。お姿も美しくて、額縁に収まったドレス姿はため息もれました。眼福。

全編ドイツ語歌詞で日本語字幕でしたが、カーテンコールでは東宝版にトート役で出演しているマテ・カマラスさんと「私が踊る時」を日本語で歌ってくれました。マヤさんはサビだけ日本語。音楽をやる方はさすがに耳がよいようで、発音きれいでした。感激。

明日あさっての公演でほんとうに最後なのが惜しい!会場内でリピーターチケットが販売されてましたが、わたしに財力さえあれば…もう2日通ったのに…(涙)