白鳥の湖

昨日は初バレエ鑑賞してきました。シュツットガルト・バレエ団の「白鳥の湖」@上野の東京文化会館です。*1

2週間前くらいに安いチケットが出ていたので、何事も経験と思い購入。当日チケットを引換えたら3階でしたが、舞台に近いせり出した席だったのでオケのピットも見えるし、群舞のフォーメーションが美しく見えてよかったです。

当初予定されていたプリマドンナが数日前の公演で足を痛めたらしく、この日主役を務めたのはアンナ・オサチェンコさん、王子はエヴァン・マッキーさんでした。

ツイッターで知り合ったバレエマスターによると白鳥の湖は初心者向けではないし(有名だけど理解は簡単ではないらしい)、とくに今回のシュツットガルトのはジョン・クランコ版と呼ばれるあまりメジャーではない(?)演出らしく、ハードル上がっちゃったか、とちょっと不安でしたが、楽しかったです。

バレエダンサーたちの体って生でみるとほんとすごいですね。腱や筋肉などのひとつひとつのパーツは鋼のように強靭で、竹のようにしなやかなのに、全体としては羽毛のような浮遊感、無重力感を出してる。なんなんだ!!衝撃。いや、知識としては理解していたけれども、生で見ると衝撃だった。*2

で、あの有名すぎる白いチュチュの白鳥の衣装、あれ考えた人もすごい!見てるうちにほんとに白鳥に見えてくるんだもんー。あとファントムさん好きとしてはロットバルトがキャラクターとして気になる。あの人主役にしたスピンオフ企画ないですかw

オデットとオディールの踊り方の違いとか、目線の演技とか、細かいことをちゃんと見るにはやはり近くの良い席でみたいものだなあ、ほかのダンサーだとどう踊るんでしょう、演出の違いで感じ方はどう変わるんでしょう、…とどんどん興味がわいてきて、こうして人は舞台にのめり込むんだろうなあ…。

あと舞台とは全然関係ないけれど、休憩時間の長さに驚いた。レキシのスタンディングライブ3時間!とか経験してる身としては(笑)、25分・20分と2回も休憩あるなんて〜、ただ座ってるだけだし1回でいいよ、と思ったり。ロビーや廊下のベンチで持参のおにぎりやパンなど食べている人もたくさんいて、案外庶民的で安心しました。

*1:http://www.nbs.or.jp/stages/1206_stuttgart/swanlake.html

*2:山岸マンガでしかバレエを知らないわたしとしては、膝が内側に入ってる二重関節のダンサーたちの脚に目が釘づけ。