敏感肌用

もともと外見も中身も脂っけのない夫なのだが、老化なのか季節のせいなのか、肌が乾燥しまくり、とくに頭皮から顔にかけてはひどくて、カサカサ粉ふき状態になってしまった。
我が家は1個100円くらいの無添加石鹸で体を洗い、ボトル1000円くらいの石鹸シャンプーで髪を洗っているのだが、油分剥がれすぎなんだろうか?と思い、どうせ汗をかく季節ではないし、しばらく石鹸でごしごし洗い禁止、シャンプーは2日に1回と定めて様子を見てみることにした。

体のカサカサはほどなく改善されのだが、頭皮のほうは以前粉ふき。皮膚がはがれている感じなのだが、フケのように見えてしまうので、あまり清潔感はない。というわけで、今日は頭皮に負担をかけない敏感肌用のシャンプーを買ってきた。ついでに化粧水と敏感肌用クリームも。

粉ふき状態を改善するべく、これまでわたしの化粧水とクリームを使わせていたのだが、なんといいますか「それ、オジサンが使うようなものじゃないんだからね?きれいを保ちたい女性のためのものなのよ?わかってるの?」という、豚に真珠もしくは猫に小判を与えたくない貧乏心が湧き出てましてね…手ごろだけど品質確かなちふれでいいじゃろ?と。でもクリームはキュレル。ちょっとだけ愛を見せた。

こうして人の化粧品を買っていると、むくむくと自分へも投資したくなるのが女のサガなのか、わたしが欲深いだけなのか…普段ならぜーーーったいに手を出さない値段のクリーム買ってしもたよ…。これ。ちょうど今朝、出勤前の化粧のときに「うぅ肌…衰えたなあ…毛穴がいちごのように…」などとショックを受けていたのが脳裏に焼きついていて衝動買い。そのくせ日中は化粧直しも一切しないし、昼過ぎるとグロスも落ちて、ほぼスッピン状態になりさがったまま平気な顔でいるわけだが。

自分でもどうしたいのかよくわからない。日中ミストを吹きかけるとか、加湿器を職場に設置するとかの、こまめな努力なしに高性能化粧品による一発逆転を夢見ているのはたしか。

それにしてもさすがと思ったのは、肌診断をしてくれた美容部員の「ものは言いよう」ぶり。11月に計ったときよりも油分は少なくなりA判定、水分・ハリは以前と変わらずC判定だったのだが、「まあ!皮脂は抑えられてベストな状態ですね!水分も前回より乾燥の厳しい季節にもかかわらず維持していらっしゃいますね!」と言ったのだ。同じ数字を見て「皮脂なんて出るようなトシじゃないの、もうカラッカラなの!」としか思わなかったよ、わたしは。