お年玉つき

年賀状は古くからの友人10人程度にとどめ、職場・親戚などには送らないのだが、それでも昨年父の喪中で書かずにいたらこれちょっと楽よね…と思ってしまい、さて今年はどうしよう。夫は年賀状をやめて20年ほど経過しているので、毎年わたしの分のたった10枚を買うのだが、それすら面倒と思うようになっている。

しかし昨日小夜ちゃんに「年賀状を送るので住所を教えて」と言われ、なんでも年賀状書きは趣味らしく、オール手書きにイモ版つくるくらいの情熱らしい。すごいね、マメだね、さすが小夜ちゃんと呼ばれるだけある(呼んでるのわたしだけだが)

わたしから小夜ちゃんの住所は訊かなかったが、それでも届いたら返事はしたほうがいいよなあと思い、しかし年賀状が余るといろいろ面倒だから買いたく無い、だいたい家には美術館などへ行ったときに鑑賞後のハイテンションでうっかり買ってしまう絵葉書がたくさんあるのだから、あれらをどうにかしたい、が年賀状というのは純粋に葉書を貰う嬉しさもさることながら、「お年玉くじつき」というのが高ポイントではないのか、くじのついていない絵葉書、それも意味の分からん抽象画を新年から受け取って嬉しい人はいるのかどうかわたしには図りかねるなあ、と思案ツイートしたらフォロワーさんから「お年玉くじつき切手というのがありますよ!」*1と教えてもらい、おぉ!それはまさに願ってもない商品!というわけで、さっそく郵便局へ行き入手してきた。これで安心して返事がかけます。

差し出された小夜ちゃんの手帳に住所を記入したさい、とても書きやすかったので、「これはいい紙を使ってる手帳ですね」と言ったら「そうです、これは密度の高い紙を使っているから書きやすいのです」と教えられ、「え!紙って密度なんてあるの?」と驚いたら「え!ノートだって小さいけれど必ず密度が表示されてますよ!知らずになにを基準に紙を選ぶんですか?」と驚き返されたので、「片岡義男か!」とつっこみました。文房具マニア…。