UP(ユーピー)

センセイのところに毎月送られてくる学会誌やら雑誌やらのなかに、わたしが楽しみに待っている冊子がひとつだけある。なにを言ってるかわからない専門的な文章もあるのだけれど、4月には新入生向けに各分野の先生方の推薦図書を載せていたり、去年連載が終わってしまったけれどトヨザキ社長のガイブン案内があったりと、門外漢のわたしでも読むところがあるので、仕事の息抜きに目を通すことが多い。

センセイは専門以外の文章をまったくと言っていいほど読まない、というか興味すらないタイプなので、それが送られてくるとすぐわたしにくれるのだけど、休んでる3ヶ月ぶんまで取って置いてくれた!そんなわけで昼休みに若干うきうきしながら巻末ページをめくった。

それは山口晃の『すずしろ日記』を読むため。…結局マンガじゃん…!ってことなんですけど、まあいいじゃないの。山口さんの本来の作品は精密機械で古典画を書いたような独特のものですけれど、こちらの連載は日常の出来事をさらさらとラフに書き上げたもので、絵に愛嬌があって、奥さまとのやりとりなど内容もおもしろいのです。

去年単行本になったときには、羽鳥書店まつりでサイン本を買ったんだぜ☆

すゞしろ日記

すゞしろ日記