@La.mama10/14

eastern youth吉野寿さんと小谷美紗子Trioの2マンライブ。

はじめに吉野さんが生ビールとギターを手にして登場。渋谷にくると必ず寄るという焼き鳥屋「山家(やまが)」で一杯やってきたあとらしく、「オレさー飲みいくとけっこう神さまにつかまっちゃうんだけど、今日も山家に居たわー」と、店で隣にいた70歳のおじいさんの話をひとしきり。おじいさんのキャラクターを真似ながら話す吉野さんの話術に会場は大爆笑だった。「もう、今日は歌の合間にしゃべるんじゃなくて、しゃべる合間に歌うわ!」と言う始末(笑)曲を書いたときのエピソードなど交えながら、ストレートで熱のある50分のステージでした。

そのあとの小谷さん、いつもは後半に配置される怒涛のメドレーに入る「Rum & Ginger」で始まり、Trioで演奏するのは久しぶり、しかもアレンジが派手になっていた「こんなに愛してるのに」「Blink of stars」、昨年末の“ピアノとベース”でも素敵だったのをTrioヴァージョンで「オオカミ」、あとはTrioのお約束・疾風怒濤メドレーでリズム隊は退場。弾き語りで「3月のこと」

アンコールではTrio+吉野さんで「音」、イントロのガガガガガーという吉野さんのギターが鳴った瞬間の、会場の盛り上がりといったらなかった!全身の毛穴ひらいたわー。

小谷さんが「吉野さんがいなければ、とっくに音楽やめてました。本当に感謝しています」と挨拶すると、吉野さんは顔を赤らめて(酒のせいかもしれないが)、ものすごく照れくさそうに笑って動揺していたのが印象的。*1

トムヒロのふたりは武者修行(いろんなアーティストのバンドメンバー)の成果なのか、ますます力強くなっていて、ちょっと嫌味なくらい上手かった(笑)アレンジも盛りがよくて、聴いてるとすごく元気になる。小谷さんの初期の楽曲もTrioでセルフカバーしてくれんかのう。もしくはライブアルバム出してほしい。

昨夜は小谷さんの楽曲の多彩さに改めて感心した。同一人物が作曲したものとは思えないくらい。歌詞は一貫してる分、どうしてあんなにふり幅持てるのか不思議だ。同じ曲でもソロで弾き語りするのとTrioでやるのでは、また色が変わるし。

多幸感いっぱいの夜だったなあ!

  1. Rum & Ginger
  2. アイシテイルノニ
  3. Blink of stars
  4. オオカミ
  5. You
  6. still of us
  7. 消えろ
  8. 3月のこと(ソロ)
  9. 音(アンコール、吉野さんギター)

*1:アルバム『Night』の頃だったか、小谷さんが音楽をやめてしまおうと思っていたときに吉野さんが長い長いお手紙を書いてくれて、やめちゃいかん!と説得してくれたことがあったと、何年か前の新宿LOFTライブで話してた。