猿の惑星:創世記

昨日の昼間、テレビ東京で古いほうの『猿の惑星』やってましたねぇ。途中で出かけちゃったけど、なつかしかった。ちょっとまえの人が考えていた「未来」をみるのは面白い。

で、ジェネシスのほうを観てきましたけれど、激しくネタバレだと思うのでたたみます。
アルツハイマーの新薬を開発してる研究者が、脳神経を活性化させるALZ112という薬をチンパンジーに投与する。投与されたメスのチンパンジーは実験の途中で妊娠し、その子どもは驚異的な発達をみせる。

ってところから話が始まるんだけど、ALZ112のときは(たぶん皮下)注射投与だったのに、それを改良した新薬ALZ113が吸入式で、「なんでやねん!」と。しかし、さらにその前、注射されたチンパンジーの子どもへすぐに遺伝するって、DNA書き換わってる?どんな薬なのよ!?

そうじゃないと都合がつかないってのはわかるので、いいんだけど。いいんだよ!だって映画だもん!フィクションはこうでなきゃ!

こんなこと言ってますけれど、前半では泣いたんですよ(えー)。人間相手だろうと、動物相手だろうと、罵詈雑言や不当な扱い(虐待)を受けてる場面を見るのが心底苦手で、主人公のシーザー(チンパンジーの名前)がいじめられ、人間に裏切られていくのを見て、もう悲しくて悲しくて。

先日読んだばかりの『ぼくらはそれでも肉を食う』とか、最近アメリカでは子どもの代わりにチンパンジーを「養子」として育てる夫婦が増えてるとか、人間と動物の複雑な関係が頭のなかをぐるぐるし、あぁ人間は身勝手なことよ。うぅぅ…(涙)と。

それはさておき、見所としてはシーザーが戦国武将っぽくなってるシーンです。毛利家の3本の矢と、乗馬…。総じて思うことは、あんまり考えすぎずに見ると面白いということです。