The farewell party

ブラジルから留学していたLさんが、無事に卒業し帰国するというので送別会を開いた。2年前に来日したときにはほとんど日本語を理解できず、日本語しか話せないわたしとはカタコト単語でやりとりしていたんだけど(私以外は英語で会話。英語話せないほうが少数派な職場です…涙)、1年もすると「なんでそんな単語知ってるの?」とこちらが驚くくらい流暢に日本語で話すようになった。

たとえばお昼には「コーヒーいかがですか?」とわたしの分までコーヒーを淹れてくれ、飲み終わると「カップお下げします」と洗ってくれる。今日も幹事の子とわたしが時間通りに店に行き、Lさんたちが遅れてきたのだが、その際にも「なにかつまんでましたか?」が第一声(笑)つまむって…。
先生方にはちゃんと敬語も遣うし、好きな食べ物は「抹茶アイス」だし、「京都は行きすぎた」とか言ってどんどんマイナーな土地へ旅行してるし、「日本は電車でもバスでも時間通りですごい!銀行などで大して待たされてないのに“お待たせしました”って謝るし、ブラジルだったら絶対に相手が悪くても謝ってくれないんだよーもっと謝ればいいのにっ」なんて日本の生活に馴染みすぎてて、話を聞いてるとおもしろすぎる。

日本人の学生もみな素直な良い子で「理想の息子」として売り出したいくらいの子ばかりなのだが、Lさんはお国柄なのか本人の気質なのか、とてもオープンで愛嬌があるので、遠慮なくどんどんお願いされることも「しょうがないなぁ〜」と言いながら喜んでやってあげちゃったり。なんか構いたくなる愛すべきキャラだった。それだけにお別れはちょっと淋しいわ〜。

日本の何が好き?と訊いたら「 1.温泉 2.生のお魚が美味しい 3.女性がやさしい 」と、ブラジル帰ったらどんな仕事するの?には「 1.給料が高くて 2.拘束時間が短くて 3.責任が少ない仕事 」と即答された(笑)