母の日

母の日というと小谷美紗子の歌『母の日』を思い出す。“きょうは母の日 ママが欲しいのは ただお前が元気で帰ること” 自殺してしまった人のために書いた曲だけれど、これはすべての母の願いだろうなと思う。一休禅師もおめでたい席で「親死子死孫死」と言ったというし、当たり前と思っている「順番通りに旅たつこと」が、どれほど幸運なことかと噛みしめる。

母の日のプレゼントは実母には先週の帰省のときにバッグを、義母には今日花を送った。実母は“緑の指”を持つ田舎暮らし、かつ現実的な人なので、花のプレゼントをあまり喜んでいないフシがあり(笑)、毎年なにも送らずにいたのだが今年は何年か分をまとめて奮発してキタムラのバッグ。好みがうるさいので悩んだけれど、母が気に入らなかったらわたしが使えばいいや視点で選んだら、たいそう喜んでもらえた。ちっ(おい)

義母へは例年のごとくアレンジメント。毎年違うお店を渡り歩いているのだが(ネットだとどうしてもピンとくる店がなくて放浪中)、それぞれ店の特徴、色使いなどが変わるので、義母は楽しみらしい。義母は趣味で裂き織りバッグだの、織り機でストールなど作っているのだが、色の組み合わせの参考になるんだと。へー。最近はグループ展を開いたり、注文が入ったりするそうだ。なんと!もはや作家!?

ふたりの母が元気でよかったよかった。